メディア人ってなんだよ。@tsudaさん.

evernoteが絶好調のようです。登録はまだですが、サイトを覗いてみると、なんか大物オーラが垣間見える構成でしたw

ソーシャルメディアの役割について、まぁこれまで何度もしつこく書いてきました。イマイチ伝わってない感がありますが。
SMによって世の中がどうなるか、みたいな話よりも、こういうサービスの果たす役割、みたいに具体例を引用していったほうがイメージが湧くかもしれませんね。今後の課題。

※実は僕一応facebook登録しているのですが、噂のユーザーインターフェースの良さをいっこも実感できていません。このブログでも「すごい」って持ち上げてばっかなのに。。。なんか使い方よくわかんない。。。ショボーン


で、話はustreamなんですが、うーん、まだまだねぇ、皆の方向性とかが固まってすらいないみたいな状態って感じですね。
正直まだねぇ、よくわかんないんですよ。僕も。

ひとつ言えることは、キホン僕はテレビベースで物事を思考するので、「ustで何ができる?」なんて聞かれた時には、ustで出来るテレビ像みたいな話をしてしまいます。意外とここが他の多くの人との違いなんでしょうねぇ。

ケツダンポトフのそらのさんってポジションは、どちらかというと「テレビ的」ですよね。
津田さんはそらのさんを指して「メディア人」と言っていましたが、この言葉、どんな定義なんでしょうね一体。

http://twitter.com/tsuda/status/13059808321
http://twitter.com/tsuda/status/13059987211
津田「ただ、1個重要な問題はそらのちゃんみたいな人は新しい「メディア人」であっても、(少なくとも現時点では)新しい「言論人」ではないってことで、ニコ生、Ustの出演者固定問題って結局「メディア人でありつつ言論人でもある」って人の少なさにあるんだと思う。適性の問題と言い換えてもいいかも。」
津田「行動を伴いつつ言論活動をする人で、かつその意見を発表する場所や手段が旧メディアに限定されず、新しいメディアを活用することに意欲的、ぐらいの感じですかね。」
http://twitter.com/kawango/status/13059615197
ニコ動の人「とりあえず自分なりの結論。ニコ生のテーマは社会的立場があり、ネットに遠いひとにどんどんネットにでてもらうこと。それぞれのジャンルでの新人発掘自体はブッキングという意味ではたぶんできることは少ないので、いろいろなひとが登場できる面白い場をつくることを考える。ってかんじかな。」


こういうの見てるといつも思うんですが、「メディア人×言論人」の人って、今旬だと思いません?
それこそ津田さんとか、ツイッターがブームになって、メディア崩壊みたいなことで、今が一番旬なだけなんじゃね?って思うことは、ちょっぴりあるんですね。
そもそも「これからのソーシャルメディアとは」「ツイッターのこれから」みたいな話題って、今だからこんなに活発なわけで、一生続くわけじゃないですか。もちろんこの「分野」の話題って時代時代で移り変わっていって、そのたびに旬ってあるんでしょうね。
そういうのんの嗅覚にするどいことも「メディア人×言論人」に求められてくるはずでしょうし。
そうすると例えば「5年後の津田さん」って何やってるのかなぁ。。って。まぁ考えてみれば面白いですよねw

多分「言論人」にしっかり片足置いてる人は、たぶんずっと言論人やってるんでしょうねぇ。職業的にね。まぁ普通に。
ただ2chのひろゆきさんとか、ニコ動の川上さんとかは、事業家に軸足たってる気がしますよね。(ひろゆきさんは違うのかな?)
そこで、さっきの津田さんのツイートの通りで、今は「メディア」について「新メディア」で語れるレベルの人が数的に少ないから、お呼ばれがかかるみたいな感じですね。

・・・

なんでこんな話してるのかって、まぁ、僕がジャーナリストという職業に対する理解が足りないからなのもあるんでしょうけど、例えば津田さんがビジネスするみたいなことってないのかなぁって。
ツイッターはこんなに良いんですよ」「これからのソーシャルメディアとはこんなんですよ」みたいなことを言って、それでお金を得ていく形。なんかね、「それで最終形?」って思いは残るんですよね。
まぁもちろん、企業に対して「ソーシャルメディアマーケティングのコンサル業務」みたいな感じになるとまた違う専門領域の話なんですけどね。戦場ですしね。まぁどっちも。

企業の最前線で働く前衛的な人は、まぁ津田さんが一般公開してる講演で話している内容くらいのことは分かっていると思うんですよ。「くらい」って言ったら失礼なんですけど。でもコンサルの人にとって、顔の知名度で講演とかで稼いでる津田よりもソーシャルメディアについて理解が浅い、なんて、死活問題じゃないですか。というか、職業的に許されないでしょ。

おいおいじゃあ津田って男はちょっとしたプロなら誰でも知ってるようなことを偉そうに語ってそれで賢いキャラでお金稼いでるのか?って話ですよね。
・・・うわぁ、しつれーい。でもこれ半分くらい当たってるのかなぁ。どうなんでしょう?津田さん。


・・・高い確率でこんなのとてつもなくバカな質問なんですよね。たぶん。それが「職業」というか、「働く」ってことなんだよ。っていう大人の冷たい視線が痛いですよ、ええ。

「職業の分化・専門化」が進んで、それで資本主義は成立しているみたいなことは、一応僕も習ったんですがね、比較社会論って授業で。
でもね、少なくとも「発信」する分野では、専門性って薄くなったはずですよね。今やだれでも発信できる時代ですし。
なんかね、ウェブ周りの「編集者」的立場の専門性ってものが、また見直されてますよね。「それってどういう専門性?」みたいな。

まぁなんか、ジャーナリストというか、言論する人を卑下するわけでは決してないんですが、
まぁ孫さんとかホリエモンとか、ツイッター周辺だと結構言論人の一面も持ってると思うんですよ。でも彼らの本分ってそこじゃないじゃないですか。(ホリエモンのメルマガが1万人に届きそうですげーってのニュースになりましたけど。。。何やってんだろうねあの人。メルマガおれも無料試し読み1カ月してみたけど・・・まぁ月845円の価値はなかったよ)。
これまで「ネットに遠かった」=「ネット上での自己発信」に疎かったカリスマが、メディア的な発言力を持つ兆候がこれでしょうね。
そんな中で、津田さんの本分って何なのかな!?見てみたいな!・・・っていう、応援したい気分なんですよ。むしろ。

で、それと対照的な感じでそらのさんは「メディアであることに軸足置いてる人」として、なんかもっと頑張ってもらいたいなぁ。少なくとも津田さん並みにソーシャルメディア時代についても理解を深めてさ。
あの人いつもおっとりしてはる人やけどさ、やってることなんてもうすでにベンチャーですよね。
動くお金の額の問題じゃないんだって。

ひとつウェブ上での「放送局」を持とう・立ち上げようという試みなわけじゃん。
そのベクトルの向きって、そりゃ津田さんとは全然違うでしょ。むしろ川上さんに近いんじゃない?
「言論人ではない」って消極的な言い方されたけどさ、逆に言うと実は彼女がまだ唯一のメディア人なんじゃないの?実は。
津田さんとかさ、別にただの言論人なわけでさ、夕方の情報番組のコメンテーターみたいなのと同類なのよ。マックス卑下して言うとね。別にメディア人じゃないよ。佐々木さんみたいに「ITジャーナリスト」くらいの肩書だよ。

「誰でもメディアを持てる、発信できる」だなんて言ってる時代にさ、メディアを持つ側からのアプローチかけてんだよ。そらのさんは。

なんかいろいろ話ずれましたが、結局僕はテレビが好きなんです。それだけです。はい。

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