twitterの2面性。「微分論的」と「facebook的」

参照URL
http://public.iwork.com/document/ja/?a=p1065006882&d=H.ashida_presen2.key
(twiiter 微分論)
http://www.ustream.tv/recorded/5227533/highlight/69559#utm_campaign=fhighlights&utm_source=7&utm_medium=ローカル・ニュース
twitterは何を反映し、何を生み出すのか)

twitterの機能を「微分」と表現するのはまぁそりゃ面白いですよね。芦田先生は理系ではないそうでしが、たしかに「微分」って言い方すんなり来ます。私立文系タイプの人、高校数学やってねぇって人には少し厳しいかもしれませんが。

まぁいろんな議論がまた活発に交わされてきていて、またひとつtwitterが曲がり角に来たのではないか、という状態ですよね。
なにせ米国で圧倒的なパワーをもつfacebookが浸透していなかった日本、そこにtwitterが割り込んできて一気に世界第二位のユーザー数をその日本で獲得したとなれば、これはまぁ世界的にみても(facebook的に見ても)大きな関心ごとなのではないでしょうか。

twitterが今後さらに浸透するのか、それともブームとして消えていくのか、2番目の参照先でディスカスされていますね。

僕はもちろんtwitter が人間にとってfacebookにとって変わる存在になるとは思ってもいませんが、少なくともその一翼を担うくらいの可能性はあるのではないでしょうか。特に日本人にとって。考えようによってはこれでfacebookなどの真のソーシャル世界に日本人がなじむいい契機になったのかもしれませんし。

微分論で語られているツイッターの機能、これはもちろんあるのですが、その一方でそれが浸透すれば今の日本で果たしてくる役割がもうひとつ生まれてきて、それがfacebookのlikeのようなものの代替だと思うんです。僕はね。

ようはソーシャル世界でつながっている、「意中の人」が何を見て、何を買い、何を薦めているのかを知りたいという欲求を満たす役割です。amazonでも楽天でもitunesでも、あ、あのいつも素敵なツイートのあの人が読んだ本なら買おう。みたいな体験。これって実はツイッターだけでもやろうと思えばできるんですね。

ただ現状問題、まだ機能のほうがそれに応じていませんよね。ブログ記事にretweetがあるくらいで、まだamazonとかは、もうちょっとかかりそうな気がします。

微分論でも述べられてますが、まぁ各人のツイートはストックされますが、それはTLとはまったく関係のない機能と便利さですよね。で、やっぱりlikeとかのデータって、ストックなんですよ。ストックしているのを見るものなんですよ。

「どろりっちなう」とか「○○という本買った:bitly.adva」みたいな。これって他のツイートと一緒の姿でTLを流れるんですけど、真価を発揮するのはストックされた状態で、なんですよね。

これを少し見方を変えると、ツイッターのフォロワーはどこまで増やすべきかって話とも関係してきます。
なんでかっていうと「少ないフォローのTL」は流れが遅くて、いわゆる「微分が薄くて」、ストックに近くなるんです。

もちろんフォロワーは増やすほどTLの流れは速くなり、「微分が濃くなり」、それでツイッターとしての役割はもっと果たせるようになります。
でも反対に、facebookの代替の役割は果たせなくなります。
お気に入りの人のツイートを見る機会が減るので、その人の動向だとかアテンションを知らないうちに見逃してしまうのです。

でもね、そんな問題は全て機能で解決できるはずなんです。
「リスト」機能さえ多用すれば、おおよそ現行のTLうんぬんの問題は解決しますよ。
友達に「フォローしてくださいよ〜」って言われて断りずらい人もどんどんフォローして、本当にいつも見るメインのリストには加えなければいいだけのことじゃないですか。
「ふぁぼる」機能も、もう少し拡張すれば、かなりfacebook的な意味でのソーシャルメディアに近い用法はでてくると思います。

twitter微分論は、ツイッターとして独自の特性をうまく説明している感じですね。
いろんな学問分野の視点から、TLというものを分析しています。
これが出たらもう、一区切りついてしまったんじゃないかな。
僕ももう少し吟味が必要ですね。


まぁ、例えば、お気に入りにもリストがあって、
「書評」「おすすめブログ記事」「おすすめレストラン」「ネタ」とか色々使い分けられたら便利ですよね。
この人が僕のどのツイートをファボッたかとかも知れたら便利ですよね。
リストで分けた時は、そのリストに属する自分のフォロワーも自動で全ての機能を扱う時にグループ分けされて欲しいですね。

だから本当はtwitterfacebook併用がいいんですよ。というか併用できるそんなクライアントがあればいいんですよ。

色んな外部サービスが開発され、最適化されていく。ツイッターの強みですね。


そんな感じです。
最近日本語力が低いエントリーばかりですいません。