動画コンテンツと放送と報道と・・・etc

エンタメ的なコンテンツと報道的なコンテンツって、意味が違うと思うんです。

その違いを見極めていくことが、新しい放送というビジネスを構築するのには必要だと思います。

エンタメ的コンテンツと、報道的コンテンツの違い。それは動画と文字の違いに由来します。
例えば当たり前ですけど5分のニュースって、聞き終わるのに5分かかるんですよ。
でもネットだったり新聞だったりの記事だったら、人によっては「速読」とかでかなり早く読み切れるわけです。

これって実は結構大きな違いで、どれだけ経験を積んでもかかってしまう時間(コスト)は動画の場合不変なんです。
まぁ5分ならいいんですよ。でもそれが1時間とかになると、問題になってきて。
報道という視点でみるコンテンツの場合、1時間の動画の中身って明らかに記事に起こして読むと1時間もかからないんです。それくらい、文字を読むことって効率的な情報収集なんです。しかも「速読術」なんてものを身につければそれはもっともっと洗練されます。

情報収集という行為はそもそも、雑多に溢れるゴミ情報の中からよいものをピックアップし、さらにそれを複数と比較検討して自分なりに最終判断を下すことに意味があるわけで、つまりなるたけ効率的に数多くの情報に触れる必要があります。

もうひとつあります、消費するのが短い時間で済むものは、反復されやすいです。
文字で書かれた記事では短めの記事のほうが何度も繰り返し読まれます。
youtubeだと、1分〜5分くらいのお手軽のもののほうが何万回も再生されます。

ネット時代になってからますますメディアという「くくり」がページビューを大事な要素としていることから、この反復発生率は直にビジネスモデルにも影響します。反復のしやすさは、そのまま「広い認知と浸透」へのハードルの低さを意味します。

大容量の動画コンテンツとしてビジネス向けに発展したのは、映画かセミナーか、そんなところですかね。あとはお祭りとかイベント。