好きだけを売っている。逆に嫌いは買い取っている。

これは伝説の広告人として有名な・・・、いえ僕の言葉です。
広告屋というのは人々に「好き」を売っている。という意味です。ところで、広告反対派の人の中には、広告費を大量に消費する企業の商品を買うことで、市民たちは知らないうちに、その料金のなかで実害を被っているという主張をする方もいると思います。今回の言葉はその考えを助長しているようにも見えますが、そもそもその考え方自体浅はかでお金の仕組みを理解しようとしていない態度の表れだと思います。

後半の意味は、まぁ前半の対比くらいに受け取ってもよいのですが、例えば具体例でいうと、本当は著作権を主張してもよいものをyoutubeにアップされても文句言わなかったり、一般人無料で見れるWEBページにお金をかけることを言っています。
「無料」というものを「嫌いを買い取っている」というのは少し飛躍のような気もしますが、前のエントリーで「好きの反対は好きじゃない」とあるとおり、「好きじゃないを買い取っている」とすると、まぁなんとなく分かりやすくなりますね。
ちなみに、この話だけでなく、僕が一般論的な話をしたがっていそうな記事のなかで、「広告」とは「一般的なこれからの可能性のある広告アプローチ」という感じに受け取ってください。場面、状況が限定された特定のCMに対して当てはまるものではありません。

話は変わって、先日放送の「男子ごはん」という番組。この料理番組、自炊の参考にといつも録画しているのですが、その中でおもしろいCMがながれていました。該当する動画はありませんでしたが、関連した似たCMがこちら

http://www.youtube.com/watch?v=RxByQhWaW-o&feature=related

おそらく見たことのある方も多いのでは?
僕が見たものはもっと短くて、90秒でした。ひとつのCMタイムまるまるって感じでしたね。最近見ないかんじのCMなので目立ってましたね。録画できてよかったです。

さて「コラボCM」という枠組みですが、最近は番組の終わりや間にそういう類のCMが流れることもありますね。レッドシアターとなんかの洗剤とのやつとか。ご存知ですか?
未だ自分の中でまとまっていなくて、いつか書きたいと思うことは、コラボとタイアップ広告の違いです。表現的な構造・意味合いの違いについて考えていきたいと思います。