特殊技能

特殊技能の話。
皆さんは持っていますか?特殊技能。

なにも「自分にしかできない隠し芸。特技」でなくていいと思います。どちらかというと、「訓練さえすればだれにでも習得可能な技術」っていう、そのくらいの定義なのではないでしょうか?ただ逆に、「誰にでも習得できるけど、それには一定の時間がかかる」という条件もあると思います。つまり所謂「才能」とは全くの別物ですね。

それでは「センス」ってなんでしょう。僕の印象だと「センス」は磨けるものなのですが、どちらかというと「才能」に近いもので、生まれついたものという囚われ方が一般的なの・・・かな?
じゃあ「感性」ってなんでしょう。僕は「センス」よりこの言葉のほうが好きです。なんか、これまでに生きてきたなかで磨かれた自分の人間としての性質も反映されているみたいで。「才能」みたいな生まれつくもの、でなく、だけれども他人には一生真似できないもの、されないもの、それが「感性」・・・なのかも。

でも残念なのかなんなのか、「感性」って、若いうち、それこそ10代の間に固まるものだと思うんです。
いやいや感性は磨くものだろう。「感性を磨く」って言うじゃないか
っておっしゃる方もいるんでしょうが、そういう意味の感性って、どちらかというと「センス」に近い意味での感性だと思います。

21世紀は感性の時代、って言われるときの感性は、それよりもむしろ「趣味趣向、好き嫌い、人格」と言った、もっと根本的なものも含まれた感性という意味なのでしょう。

なにを仕事にするか、その仕事をどこまで好きになれて、どこまで本気になれるか。本気でそれがやりたいってことを仕事にできるか。「やり手である」とかいう能力は不必要とまではいかなくとも、重要ではなくなったのかも。

一見厳しいようですけど、時々各分野の著名人が「なによりも誠実にひたむきに、自分を信じて、・・・etc」とかコメントしているのを見ると、厳しいながらも、素敵な時代なのかなぁと、思うわけです。