docomoSC_01B by samsung

http://jp.samsungmobile.com/pc/lineup/SC01Bfeature4.html#1

今日は↑のサイトでのこと。
最近CMをよく見かける(この記事を書いている間にも3回見ました)、samsung のCMについての話です。


CMについて・・・
坂本龍一さんとエキゾチックな猫女さんが登場する格好いいものに仕上がっています。

舞台はなぞの「白い部屋」。その空間に散乱しているいろいろな「もの」を坂本さんが床に置かれているでっかいスマートフォンの画面に投げ込んでいく(落としていく)様子です。そして最後には猫女さんとも一緒に自分もスマートフォンの中へ・・・。

(台詞)
例えば、常識から、退屈から、ルールから、制限から。僕を解放してくれるのは、この携帯。
タッチする、タイプする。新たな可能性を、手の中へ。
docomo pro SC_01B SAMSUNG

この「白い部屋」という世界観。実は斬新ということはなくて、イメージ的な表現の上ではよく使用される舞台です。
もっとも最近のものでは、松本人志監督の映画「しんぼる」。
古いものでは映画「キューブ」なんかも、「部屋」が舞台です。
あとコミック「GANTZ」の、最初に主人公がぶち込まれるのも「真っ白な部屋」です。

通常「部屋」というと「家」「生活」などの親しみをもつ空間のことを指しますが、そこに登場人物の生活感がなかった場合、
じつはそれが単なる「箱」なんじゃないか。という錯覚を持たせます。
出入り口も定かでない、生活感もなければ、「箱」と「部屋」の違いはなんでしょう。
それは多分、そこに人がいるかどうかなんですね。
空間のなかに人がいることでそこを「部屋」と認識するのだけれど、それが限りなく「箱」に近づくことで、
普段の有機的なイメージのはずの「部屋」が無機的に感じられますね。

音響の演出もしっかりと、そういう無機質に無機質に という意図が感じられる構成になっています。

と、まぁこんな説明はちゃんと映画監督とかの勉強していたり、音楽エフェクトの勉強している人に基礎体系の論理から説明してもらいたいものですね。失礼しました。


ただCM戦略に話を移すと、
このスマートフォンの対抗馬であるのはソフトバンクのアイフォン。by apple
おそらくそのCMを僕は、今回のdocomoのCMより何十倍も回数は見ているはずです。
でもこのCMで僕はすっかりdocomo派です。ちょうど携帯を変えたいとも考えてましたし。
というのも、やっぱり中にはこういう「格好いい」アプローチが好きなひともいるってことなんですよね。
僕が言う「格好いいアプローチ」という言葉の定義については、またいつかまとめて書きたいと思います。

もう真剣にアイフォンよりスマートフォンという気分になってしまいました。


・・・でもなぁ。docomoの普段のCM、あの爆笑問題とかが出てるやつ。
あれ嫌いなんだよなぁ。。。