コミュニケーションデザイン

コミュニケーションデザインとは何か。電通の岸さんの話によるとこのようになる。

・「プロモーションやブランディングなどの広告コミュニケーションはもとより、商品開発、事業設計、究極的には社会的課題の解決に至るまで、企業(クライアント)と生活者、そして社会の間に存在するあらゆる課題を、コミュニケーションをもって解決するという視点、意識」

コミュニケーションデザインという言葉を04年から扱い、今ではその最前線で仕事をしているその岸勇希さん。
これまでいろんなユニークな仕事を手掛けているらしく、面白いところでJUJUさんのアルバムプロモーションとか、あと漢検DSとか。

そんな今風な「コミュニケーションデザイン」だけど、
これと、以前のエントリー「ペプシネックス」を合わせてみてみました。

ペプシの今回のキャンペーンは、コミュニケーションデザインというよりも大型タイアップだけど、
少なくとも僕が思うに、まず最初にコミュニケーションデザインの主戦場になるのは「エンタメ」だと思う、
だから今回のペプシのキャンペーンには単なるタイアップで終わってほしくない。

なぜコミュニケーションデザインとエンタメが関係あるかというと、僕が思うに「コンテンツ」と「ファン」という言葉がキーワードなんです。なぜならそれを失っては、コミュニケーションデザインなんて高級な言葉を使ったものが、ただのダイレクトマーケティングになってしまうと思っているから。

それはコミュニケーションデザインの基底にあるメディアニュートラルという考えかたが原因で、メディアニュートラルがそもそもダイレクトマーケティングに似通っているんです。

「次世代のマーケティング」ともいえる「メディアニュートラル」と一対であるべき「次世代のクリエイティブ」が、「コンテンツ」や「ファン」を中心に構成されるエンタメのようなものだと思うのです。


マーケティングだけでは広告は成り立たないし、コンテンツだけでもしかり。

例えばミュージシャンのシングル発売、アルバム発売のたんび、当然のように作品本編のカットを編集してつなぎ合わせただけのものがCMに使われている現状なんかも、喜ばしいことではないと思います。
吹き替えする声優陣に、プロでもない人気タレントを起用するしか目ぼしい宣伝方法をとれない洋画とか、
男性陣にまったく響かないような、ジャニを起用するガムのCMとか、本当喜ばしくない。ここまでくると愚痴だけど。


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それにしても、広告のことについて、ブログに書くことがまだまだ遅れているような気がする。たぶん2年くらい。